2007-09-01から1ヶ月間の記事一覧

シン・レッド・ライン

怒涛のような1週間が過ぎて、つくづくと思うのは、 僕はやっぱり、最前線が好きなんだってこと。 ヒリヒリとした緊張感のなかでしか、 生きている実感を得られないのかもしれない。 僕は呼吸をするように、仕事をしているのであって、 何のために働くか、な…

ひとり禁酒法

昨日も、今日も、明後日も。午前様だよ、御前様。 なんて冗談をいっている間もなく、あっさりと日付変更線を越えて。 これが1ヶ月近く続くことを予想すると、平日くらいは、 酒を控えようかという気持ちにもなってくる。 実際問題、ビールよりも、お風呂のほ…

『Exile on Main St.』/The Rolling Stones

1972年リリースのローリング・ストーンズのダブルアルバム。邦題は『メイン・ストリートのならず者』。最初はピンとこなかったのだけれど、何度か繰り返し聴くうちに、圧倒的なパワーを感じて痺れはじめた。トランペット、女性コーラスの起用が多くなり、ブ…

夜のランナー

最近、感じの悪い男になっているなぁ、 と反省しながらも、時間に急きたてられている。 僕の場合、焦りがつのってくると、 人との距離感が測れなくなるから、 自分にうんざりしてしまう。 でも9月は、自己嫌悪に陥っているヒマがないくらい、忙しい。 こうい…

オジー・マイ・ラブ

オジー・オズボーンのインタビュー記事を読んだ(『rockin' on』9月号)。ライヴでハトやコウモリをかじったりと、奇怪な行動を繰り返してきたオジーだけれど、彼の言葉はとても常識的で、シンプルだ。 「“ウォー・ピッグス”を書いたのは70年代なのに、今も…

『Sticky Fingers』/The Rolling Stones

1971年リリースのローリング・ストーンズのアルバム。 60年代の作品よりもキース・リチャードのギターリフが前面に出てきていて、超クール。大ヒットを飛ばした1曲目“Brown Sugar”もいいけれど、3曲目の“Wild Horses”が個人的には鳥肌モノ。アメリカ南部的な…

『お熱いのがお好き』/ビリー・ワイルダー監督

ビリー・ワイルダー、1959年の作品。原題は“Some Like It Hot”。マリリン・モンロー、トニー・カーティス、ジャック・レモンの掛け合いが楽しいコメディ映画だ。ビリー・ワイルダーは三谷幸喜の敬愛する監督でもあり、特に音楽の使い方などは、ワイルダーの…

『Hopes And Fears』/Keane

ピアノのドラム、ボーカルという三人編成のバンド。シンプルだけど、ドラマチック。切ないけど、前向き。お酒の力を借りるのもいいけど、音楽の力を借りるのも、いい。ジャンルはぜんぜんちがうんだけど、小田和正(オフコース)のことが、ふと思い浮かんだ…

都会の稲穂

住宅街に、ぽっかりと浮かび上がったような空間に、稲穂が植わっている。青々とした稲たちが、秋風の先触れに揺れる姿が美しい。ざわざわと、風の抜けていく様子に、僕の心も少し浮き立つ。コンクリートに囲まれた環境のなかで、その体内に命を実らせる稲穂…