2007-03-01から1ヶ月間の記事一覧

Museo della Farina(ムゼオデラファリーナ)

昨夜は「西長堀」のイタリア料理店『Museo della Farina』で食事。 生ハム目当てに行ったのだが、パスタや鴨のローストなども美味だった。 久しぶりにワインをたらふく飲んだが、やっぱりいいものですね。

『氷の森』/大沢在昌

『新宿鮫』の前年に発表されたハードボイルド長編。 主人公は、元麻薬取締官という経歴を持つ私立探偵の緒方。酒が飲めないという珍しいタイプの探偵だ。だが妻だった女から「そのときになればいくらでも危険で暴力的になれる人」と告げられ、心に傷を負った…

バスペールエール

ここ最近のデイリー・ビールは、イギリスのバスペールエール。 バランスのとれたペールエールで、飲み飽きない。 煮込み料理などに良く合いそうだ。

『失踪日記』/吾妻ひでお

第9回文化庁メディア芸術祭大賞。 第34回日本漫画家協会賞大賞。 第10回手塚治虫文化賞マンガ大賞。 そうそうたる賞を獲ったマンガである。 原稿をほっぽり出し、浮浪生活をはじめた著者の「全部実話」という作品。 こんなになっても、人間生きてはいけるの…

『氷と炎の歌3 剣嵐の大地(1)』/ジョージ・R・R・マーティン

ローカス賞連続受賞の<氷と炎の歌>第3弾。今回から3分冊でのリリース。 王都キングズランディングでの決戦後、少年王ジョフリーの統治体制を整えることで覇権を手にしたラニスター家。南部の大家ティレル家との婚姻など、血縁による同盟政策を進めていく。…

『架空通貨』/池井戸潤

経済や会社経営の基本がよくわかるミステリ。 黒字経営で倒産する中小企業の台所事情が、よく理解できる。 ひと昔まえのハードボイルドっぽい展開も、なんだか懐かしくて良い。 安心して読めるミステリなんだな。 架空通貨 (講談社文庫)作者: 池井戸潤出版社…

『タイタンの妖女』/カート・ヴォネガット・ジュニア

これは、なんとも奇妙で、刺激的な小説だなぁ。壮大な計画のもとで、人間が翻弄されるさまを描いたSFなのだが、「人間ってこんなもんじゃん」というアイロニーが隅々にまで浸透している。寓話として済ませるには、あまりにもリアル。もう50年も前の作品(!…