2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

下降

朝方より発熱。病院で点滴を打って出社。 立っているだけで、けっこうしんどい。 昼過ぎに人事がらみの広報。神経をつかう。擦り切れそう。 コピーチェックなどをざくざくと行ない、19時すぎにひと段落。 ソルジェニーツィンやスタニスワフ・レムの話をして…

『反自殺クラブ』/石田衣良

「死に至る玩具」と「反自殺クラブ」が良かった。 このシリーズは時代をとらえているので、できれば発表時に読むべきだと思う。 そういう意味では文庫化を待つ前に、単行本で買うべきかなと反省した。 日本のシリーズ小説で、もっとも楽しみなのがこの池袋ウ…

『超訳『資本論』』/的場昭弘

これはとてもわかりやすい入門書。 『資本論』が現代においてもつ価値を、しっかり伝えてくれている。 大学で経済学を学んでも良かったな、と思わせられた。 それにしても、若いうちはなぜ勉学の価値を理解できないのか。 労働者とは何か、という問いに正面…

不屈

11時すぎに起床。熱は微熱まで下がったようだ。 フレンチトーストとコーヒーのブランチをとり、 石田衣良『反自殺クラブ』を読了。 表題作に目頭が熱くなる。 15時ごろに買い物にでかけ、16時過ぎに帰宅。 やはりちょっとふらふらする。 やっておかなければ…

王冠

僕の魔法使いは、路地裏のカフェーにひそんでいた。 いつも薄汚れたシャツを着て、ひげはぼうぼう。 かさかさの肌は、たんすの奥にしまわれた革鞄のようだった。 魔法使いは、いつも古びた本を読んでいる。 しみの浮いた紙面に、指を静かにすべらせて。 丸ま…

熱脈

7時半に起床して出社。 妙にだるいと感じていたら、午後から発熱の気配。 コピーチェックのため身動きができず。 どうにも体調が悪いので、少し荒いフィードバックになってしまう。 申し訳ないと思いつつも、期待どおりの広告が仕上がらずに リテイクを繰り…

鈍重

12時前に起床し、コーヒーとクロワッサンでブランチ。 身体がだるい。疲労が背中にはりついている。 「超訳『資本論』」を読了。 これは現代にも充分通用する。 もう少し、マルクスについて勉強しようと思った。 14時過ぎに買い物に出かけ、15時過ぎに帰宅。…

退却

8時すぎに起床し、東京出張。 一緒に移動した営業のマネージャーと、京都とか、音楽とかの話に終始。 聴覚に関する話題が刺激的だった。 仕事以外の話のほうが、やっぱり楽しい。 午後は新人事制度の話を聞いた後、巣鴨の家で書類をピックアップ。 本当は新…

匍匐

7時に起床し、出社。 一日が慌しく過ぎていく。 ちょっとでも、早く帰れるかも、と思った自分が間違いだった。 おしつぶされそうなプレッシャーを跳ね返し、22時すぎに退社。 男性ライターふたりと焼き鳥屋で1時すぎまで飲んで、帰宅。 そのあとまだ遊びに行…

内省

6時半に起床し、出社。始業前にインタビュー記事を1本仕上げる。 午前中は事務さんとミーティングをし、いくつか仕事を依頼。 あまり他人に仕事を頼むのは得意ではないが、背に腹は変えられない。 ちょっとだけ、自分の限界を感じる。 午後からコピーチェッ…

灼熱

微熱を感じながら7時過ぎに起床し、出社。 昼過ぎにミーティングが1件と、相変わらずのコピーチェック台風。 夜、ある人に「尊敬してますよ」と突然いわれ、照れる。 歳をとるのも、悪くないかな。 お馬鹿さんなのでちょっとやる気になり、0時前に退社。 バ…

『銀河英雄伝説(10) 落日篇』/田中芳樹

正伝最終巻。 なんとなく消化試合の印象があるが、きっちり話を終えている。 『仁義なき戦い』シリーズと同じくらい、キャラクターが立っている物語。 自分はどの登場人物に似ているかな、と考えるのも一興。 いまさらオーベルシュタインにはなれないし。 ヤ…

浮沈

7時過ぎに起床し、出社。 あっという間に午前中が過ぎ、お昼を食べ損ねる。 午後も過密スケジュールが続き、気づけば23時。 営業のGMふたりと今後の話をして、24時に退社。 空腹に耐えかねて、食事をとる。 翌朝は胃もたれしそう。 『ジョジョの奇妙な冒険』…

『タンポポ』/伊丹十三監督

食べること、とは、すなわち生きること。 ラーメン屋の話が主軸ではあるけれど、伊丹監督らしい人生賛歌になっている。 特に白服(役所広司)のエピソードでは、食のエロティシズムを描く。 フランス映画のような美醜のギリギリを表現する才能はすごい。 生…

吸収

9時すぎに起き出し、田中芳樹『銀河英雄伝説』の10巻を途中まで読む。 伊丹十三監督『タンポポ』を観て、昼食。 もちろん、食べたのはラーメン。具はキャベツを炒めたもの。 2時間ばかり昼寝をし、『銀河英雄伝説』を読了。 外伝も創元推理文庫で出るのかな…

『ヒトラー 最期の12日間』/オリヴァー・ヒルシュビーゲル監督

ここで描かれる私人としてのヒトラーは、優しさや人の痛みを理解する男。 しかし「総統」としての彼は、非情、冷酷な暴君となる。 それを二面性と見るのは適切ではないだろう。 なぜなら、彼の中ではそのふたつは矛盾しないからだ。 完全に合一した精神が、…

回転

10時ごろ起床し、髪を切りに美容室へ。 東区役所の隣のゴルフ練習場で1時間ほど球を打ち、帰宅。 クラブをもつときに力が入りすぎていて、親指がすりむけてしまった。 『超訳「資本論」』を数十頁読み、入浴。 『マクロスF』の20〜21話をネットで観る。 嗚呼…

『用心棒』/黒澤明

もういまさら何をいうこともない傑作。 疲れも吹き飛ぶ痛快さ。 黒澤明は「巨匠」のイメージが先行しているが、 豊かなユーモアを織り交ぜテンポ良く物語を展開する芸達者。 小難しいことはいっさいないので、観ないと人生の1/3くらいを損する。 役者はもち…

『フィールド・オブ・ドリームス』/フィル・アルデン・ロビンソン監督

約2時間、ずっとぐずぐず泣いていた作品。 親父が死んでから、こういう映画には弱い。 15年くらい前に観たときとは、違う感動があった。 アメリカには「父と子」をテーマとした文学の潮流が脈々としてあって、 この映画もその文脈で澄んだ輝きを放っている。…

『薔薇の女』/笠井潔

矢吹駆初期三部作の三作目。 <アンドロギュヌス>を名乗る連続殺人犯がパリの街を跋扈する。 両性具有や犯行現場に撒かれた薔薇など、耽美な空気のある作品。 そして思想対決の相手は、エロティシズム研究で高名なジョルジュ・バタイユ。 ところで、『薔薇…

横臥

12時起床。 笠井潔『薔薇の女』を読了。 この本を読むとフランス映画が観たくなる。 本屋とスーパーをめぐり、16時ごろ帰宅。 『ジョジョの奇妙な冒険』の4〜7巻(戦闘潮流)を読む。 夕食は肉じゃがと焼き鳥、ビール。 飲みながら『フィールド・オブ・ドリ…

幕間

なんとか1週間を乗り切った。 広告制作5本と、4人分のコピーチェックはけっこうきつい。 背中になにか棲んでいるみたいだ。重い。 夜は99円ショップの打ち合わせをして、退社。 1年目もみんながんばりました。 うちの若頭と飲みに。 名駅の居酒屋。なぜか女…

火薬

疲労がたまっているせいか、ちょっとしたことでも笑える。 オフィスは笑いのバルカン半島状態。

連打

ひたすらコピーチェックと広告制作。 夜の相談が多すぎる。 23時半に退社し、ビールを飲んで就寝。

烈火

7時に起床し、早めに出社して広告制作。 この日は合計5本の打ち合わせを行なうハードスケジュール。 その間にキャッチ&ボディコピーを1本仕上げる。 夜、帰ろうと思ったらスケジュールの組めないド阿呆のせいで 足止めをくらい、終電確定。 久しぶりに怒鳴…

怒濤

朝6時に起床し、自社採用パンフレットの原稿を仕上げて出社。 あわただしい1日を過ごし、21時すぎに営業メンバーの壮行会に 出席するため、退社。なかなか感動的な場面のある会だった。 かなりビールを吸収したため、帰宅後はすぐに就寝。

熔解

9時過ぎに起床し、クロワッサンとゆでたまごを食べながら新聞を読む。 サンデージャポンとサンデープロジェクトをはしごで視聴。 『超訳「資本論」』を一章と、笠井潔『薔薇の女』に着手。 夏の日が戻ってきたようで、無性に暑い。 13時ごろ買い物に出かけ、…

『サマー・アポカリプス』/笠井潔

10年ぶりくらいに再読。ヨハネ黙示録に見立てた連続殺人事件が起こる本格ミステリ。カタリ派の秘宝やナチスの神秘主義などにも言及があり、何度か「インディ・ジョーンズ」が頭をよぎった。殺人事件すらも思想的対決の手段とされている点で、『バイバイ、エ…

『迷子の警察音楽隊』/エラン・コリリン監督

エジプトのアレクサンドリア警察音楽隊が、手違いからイスラエルの辺境の町に迷い込んでしまうというドラマ。すべての登場人物が途方に暮れている感じで、もどかしさを誘う。何も起こらない映画だが、じんわりとしたユーモアがあって、退屈ではない。「迷子…

蓄積

9時過ぎに起床し、『サマー・アポカリプス』を読了。 シモーヌの存在感が印象的な作品。再読して良かった。 その間に洗濯をすませ、13時すぎに出社。 東京出張にからむ仕事で、少し苦戦中。 17時くらいまで仕事をし、退社。 名駅のキリンシティでハートラン…