2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

今夜のひとこと(寄り道三昧)

というか、ハードボイルド読んでないぞ(爆)。

『GOTH』/乙一

不思議な印象の小説だと思っていたら、なるほど、これは『妖魔夜行』が念頭にあるのね。乙一はライトノベルの地位をある程度引き上げたという点で、重要な作家なのだろう。 ただ、感覚的に77年生まれの僕らとは世代が違うというか、純粋だなという気はする。…

『タフの方舟(2) 天の果実』/ジョージ・R・R・マーティン

1巻目から順に読んでいくと、タフが「神」に近づいていく経過がよくわかる。 人口問題に決定的(かつ皮肉)な解決策を提示する、「天の果実」などはその極北といえるだろう。この連作集は80年代に書かれたものだが、「もはや環境問題には神の力を用いるしか…

『タフの方舟(1)禍つ星』/ジョージ・R・R・マーティン

いやはや、これまた傑作ですね。 主人公のハヴィランド・タフは、1000年前に崩壊した連邦帝国の胚種船、<方舟>号の主にして、自称・環境エンジニア。全長30kmにもおよぶ超巨大な宇宙船は、宇宙中の生物のサンプルを保有する、生物兵器のカタマリのようなも…

今夜のひとこと(エンジン)

お盆開けから、フルスロットルでございますよ。

今夜のひとこと(甲子園)

ビールを飲みながら観る高校野球は、「ザ・お盆」という感じでしたよ。

停滞。

今年は父の新盆なので、休みはほとんど実家で過ごした。 それにしても、ひっきりなしにお客さんが来るのね。 なんだかちょっと、ぐったりでした。 16日の夜から朝にかけて、たまっている仕事を片付けないと。ううむ。

『サンドキングズ』/ジョージ・R・R・マーティン

うーん、これは傑作だなぁ。 G・R・R・マーティンを初めて読んだのは『フィーヴァー・ドリーム』だったが、 もともとはSF畑の人なのですね。 とはいえ、彼の小説はSF世界を背景とした「世にも奇妙な物語」であって、 けっしてとっつきにくいものではない。 …

今夜のひとこと(class)

「夏の日の1993」。 なんだか、懐かしい匂いがするなぁ。昔はなんとも思わなかったのにね。 究極のベスト! Classアーティスト: class出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン発売日: 2005/07/27メディア: CD クリック: 53回この商品を含むブログ (6…

今夜のひとこと(グリム童話集)

岩波文庫の『グリム童話集』の表紙は、そうとうオシャレだ。 完訳 グリム童話集〈1〉 (岩波文庫)作者: W.グリム,J.グリム,金田鬼一出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1979/07/18メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 73回この商品を含むブログ (31件) を見る

今夜のひとこと(及川奈央)

及川奈央は、AV時代よりエロくなったと感じるのは、僕だけでしょうか。

『禿鷹狩り』/逢坂剛

一方、こちらはもはや伝統芸能。 シリーズ4作目ともなると、さすがに鮮烈さが薄れてきた。 構成の妙は相変わらずなのだが、正直、ちょっと物足りない。 もちろんグイグイ、読ませてはくれるのだけれど。 どこか、筆先で書いてるような感じがあるのですね。 …

『まほろ駅前多田便利軒』/三浦しをん

ううむ、なんだろう。感性が鈍ったのかな。 確かによくできた物語だと思うし、それなりの爽快さはあるのだけれど、グッとこない。なんか、こう、登場人物もステロタイプというか……。それでいて、伝統芸能的な美しさもないのですね。 面白いのかな、この小説…

『女子の生きざま』/リリー・フランキー

結局のところ、男というものはいくつになっても子供のままで、 お下品なコトバに、過剰反応するものなのだ。 で、リリー先生はそれを外聞もなく、垂れ流すわけですね。 こういうヨタ話を「書いていい人」と「書いちゃいけない人」がいると すれば、リリー先…

真夏の夜の夢

ネタに困ると、シェイクスピアあたりを引用したくなるのは、ホント困ったもんである。というわけで、気づけばもう8月。大阪に来て、4ヶ月が経ったのですね。 あっという間だなぁ。 これまで東京、名古屋と転勤してきたけれど、大阪がいちばん暮らしやすい。…