2007-09-01から1ヶ月間の記事一覧

予感

昨夜は、イラストレーターの岩清水さやか嬢と約5年ぶりに再会し、食事をとる。 そういえば、面と向かって彼女のイラストが好きだっていったこと、なかったな。 秋から冬にかけてグループ展があるようなので、東京に行く際は顔を出したい。 もらったポストカ…

『孤島パズル』/有栖川有栖

学生アリスの第2作。 1作目に比べ、探偵役の江神二郎がぐんと魅力を増している。 「お前には止められんかったな」とアリスに語る姿が、悲哀に満ちて神々しい。 パズラーの極致、ともいえる美しいミステリ。 孤島パズル (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)…

追跡者

夜の2時過ぎ、10年前の思い出に心臓をつかまれた。 月のいたずらに、翻弄されたくなくて、僕はふたたび沈黙する。

『Black And Blue』/The Rolling Stones

1976年リリースのアルバム。 ミックとキースが交互にリードボーカルをとる“Memory Motel”が泣かせる。 ブラック・アンド・ブルーアーティスト: ザ・ローリング・ストーンズ出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン発売日: 1994/08/31メディア: CD クリッ…

臆病だって

好きなものは、好き。 嫌いなものは、嫌い。 はっきりしなかったことが、一番の後悔かもしれないな。 でも僕は、世の中のすべての臆病者を、祝福したいと思う。 コピーは、いつだって、誰かの応援歌だ。

本日休業中

1ヶ月ぶりに、眠りを楽しむ。 胸につまっていた夢の粒子が、夜空に拡散して、呼吸が軽くなった。 夜明け直後は、街もぼんやりとしているようで、 世界の目覚ましが、もう少し止まっていればいいのに、と思う。

言霊

人を縛りつけるのが言葉なら、人を解き放つのも言葉なんだ。 僕は、自分が愛した人たちに、自由であってほしいと思う。 ただ、沈黙がひとつの贖罪なのかどうか、いまの僕にはわからない。

『It's Only Rock'n Roll』/The Rolling Stones

1974年リリース。ミック・テイラーが参加した最後のアルバム。 5曲目“Time Waits For No One”のギターソロがむっちゃ格好良い。 イッツ・オンリー・ロックン・ロールアーティスト: ザ・ローリング・ストーンズ出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン発…

『月光ゲーム』/有栖川有栖

『女王国の城』発売を記念して、10年ぶりに再読。 有栖川有栖の長編デビュー作にして、学生アリス第1作。 記憶以上に清冽な青春ミステリで、むさぼるように読みきった。 甘酸っぱい恋愛を主軸としたミステリといえば陳腐なのだけれど。 陳腐とは、普遍的だか…

『銀河英雄伝説(4) 策謀篇』/田中芳樹

四巻目にして、ラインハルト率いる帝国軍は自由惑星同盟への大規模な侵攻に取り掛かる。第三勢力のフェザーンの策謀を巧みに利用し、同盟への電光石火の攻撃を仕掛ける終盤のめまぐるしい展開は、息を呑むほど。戦争の勝敗は「戦略」時点で大勢が決する、と…

鏡よ、鏡

自分のことがよく見えないから、僕には鏡が必要だ。 曇りのない、まっすぐな鏡。

予防法

人のほめ言葉は、素直に受け止めることにしよう。 じゃないと、自己嫌悪に、押しつぶされてしまうから。

しんみり

会社でひと仕事したあと、梅田で買い物をして帰ろうとしたら、 入ってきた電車は中津どまり。 ついつい、ビアバー・ブリスへ。 ビール二杯を飲みながら、小一時間読書をする。 ここのオイルサーディンは、うまい。

忙中閑あり

うちの子に、「最近疲れて見える?」と聞いたら、 「朝は特に」といわれた。 とても素直で、良い。 質問とかしづらいのはまずいので、 ワンテンポ落としてみよう。 嗚呼、野麦峠。

半熟人生

餃子の一件につきましては、 たいへん勉強になったことを、 お申し送りください。 京都方面には足を向けて眠れません。 かしこ。

『Flashpoint』/The Rolling Stones

1991年リリースのライヴ・アルバム。 仕事に疲れたときは、これを聴いてリフレッシュ。 “Start Me Up”でエンジンに再点火。 フラッシュポイントアーティスト: ザ・ローリング・ストーンズ出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン発売日: 1999/06/30メデ…

限界点

二週間ほどエンジン全開で走ってきて、ようやく限界が見えはじめた。 いや、ほんと、ここが限界だよ!! 三連休も毎日会社にいたので、「ただいま」といって出社しそうだ。 まぁ、2年前くらいまではずっと、こんな感じだったんだけど。 で、限界が見えたって…

『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』/村上春樹

ずいぶん前に読み終わったので、記憶が薄れかけているのだけれど、やっぱりこの人とジョン・アーヴィングは似ているな。人生のとらえ方が、薄布を透かしているようで、もどかしくもあり、切なくもある。ある種の諦念が、もやもやとしながらも、ゴミ箱にぎゅ…

『宵のクチビル』/カリフラワーズ

これはとってもCOOLじゃないですか。 9月22日に解散、というのが、とても残念。 ライヴ、行きたかったなぁ……。 宵のクチビルアーティスト: カリフラワーズ出版社/メーカー: RD RECORDS発売日: 2005/06/08メディア: CDこの商品を含むブログ (4件) を見る

『GHEEE』/GHEEE

ギターが小気味良くて、格好いい。 深夜残業でもう一息、ってときに、聴きたい。 GHEEEアーティスト: GHEEE出版社/メーカー: United Asia Entertainment.Inc(DDD)(M)発売日: 2007/07/25メディア: CD クリック: 7回この商品を含むブログ (17件) を見る

『脳みそショートケーキ』/つしまみれ

ギター、ベース、ドラムの三人構成のガールズロックバンド。 グサグサきます。 脳みそショートケーキアーティスト: つしまみれ出版社/メーカー: United Asia Entertainment.Inc(DDD)(M)発売日: 2007/07/07メディア: CD購入: 1人 クリック: 27回この商品を含…

『フラガール』/李相日・監督

なんといっても、松雪泰子につきる作品。 もうね、蒼井優は、どうでもいいの(失礼!)。 松雪泰子は、とても美人なのだけれど、 いつかはその若さをバトンタッチしなきゃならない。 その挫折を乗り越えて(これも失礼なんだけど)、 ほぼスッピンの、表情を…

江坂

明と暗のダンス。

『Goats Head Soup』/The Rolling Stones

邦題は『山羊の頭のスープ』。1973年リリース。 名曲“Angie”(悲しみのアンジー)が収録されている。 全体的にやや重めのだるい曲が多いが、これからの秋口にはちょうど良いかも。 “100 Years Ago”、“Silver Train”もなかなかいい曲だと思う。 あ、“Winter”…

『華麗なるギャッツビー』/ジャック・クレイトン監督

フィッツジェラルドの同名小説の映画化作。 眼鏡屋の広告が、神の視線として描かれていて面白い。 昔の女を追いかける情けない男の話かと思っていたけど、 実は男の友情物語でもあるのね。 衣装はとても素晴らしく、ロバート・レッドフォードのシルエットな…

今日の格言

「売り言葉に買い言葉」の従姉妹として、 「売り仕事に買い仕事」という常套句を提案しよう。 僕の場合、非常に得だなと思うのは、どんなに愛想が悪くても、 (これでも努力はしてますよ、ええ) つくったものが良ければ、ちゃんと評価してもらえるというこ…

『the book about my idle plot on a vague anxiety』/toe

インストゥルメンタルが中心のポストロックバンド。 ドラマチックで、心象風景をぽっかり切り取った感じが格好良い。 the book about my idle plot on a vague anxietyアーティスト: toe出版社/メーカー: CATUNE発売日: 2005/08/31メディア: CD購入: 7人 ク…

日曜日の朝

日曜の朝は、マグカップ二杯分のコーヒーを丁寧に淹れる。 黄色いケトルから、細いお湯をゆっくりとかけまわすと、 コーヒーの粉が泡立ち、ふつふつとおだやかな香りが立ち上ってくる。 一杯目は眠気覚ましに、二杯目は香りを楽しむように飲む。 その間に、…

イタリアンバールイルソーレ

土曜返上で仕事をしていたら、営業のI君からメールで発注票がきたので、即行で内線をかけて夕食のお誘い。20時に会社を出て、西中島のイタリアンバールイルソーレへ。カウンターで飲んでいたら、店長(42歳には見えない!)と意気投合し、だらだらと閉店時間…

『岳(ガク) (1)〜(4)』/石塚真一

日本アルプスで山岳救助を行なう青年、島崎三歩と山を描いたヒューマンドラマ。基本的に1話読み切りなんだけれど、遭難者が死んでしまうエピソードも多く、けっしてご都合主義ではない。ただ、三歩のキャラクターが暗くなりがちな物語を救っていて、読後感は…