オトナの論理


ふと、このところ広告をつくろうとしすぎているなぁ、と思った。
僕は広告づくりがヘタくそで、上手くなりたいと思うばかりに、
何か大事なものをすっぽり抜かしてしまってきたような気もする。


というか、たぶん、前よりも怖がりになったのだろう。
自分の意見とか、考えを、面と向かっていうのが、怖いのだ。
どこか理屈で、計算しようとする自分がいた。
それはそれで、悪いことではないのだけれど、やっぱり自分が
生きて感じてきたものとは違う。


もっと、コトバにならない、何かを語ろう。
それは大多数には届かないかもしれないけれど、
ごく少数の誰かには、届くかもしれない。
いまの自分は、どこか、賢しいのだ。


思ったことを、そのままコトバにすることは、意外と難しい。
でも結局、ここで行き着いたのは、技巧ではない。
何かに、何かをぶつけるような、そんな火花のような感触だ。