『交響詩篇エウレカセブン』
ボーイ・ミーツ・ガールの新スタンダード的なロボットアニメ。
少年レントンの成長が丹念に描かれており、消化不良になることなく
最終話まで観ることができた。やっぱり4クール、全50話は違いますね。
特にレイ&チャールズ編がはじまったあたりからの安定度は秀逸で、
ベタな展開と引き換えに、普遍的な共感を手に入れたような印象。
ホランドが嫉妬や苛立ちから抜け出し、リーダーとしての明確な目的
意識を持ちはじめるあたりは、なんだか人ごととは思えないですよ。
僕のような30前後の男からすると、レントンのような純粋さというのは
持ち合わせていないわけで。そうなると、せめてカッコイイ大人では
いよう、というホランド的人生に現実的な折り合いをつけるのかも
しれない。いや、どっちにしろホランドにもなれないけど。
ただまあ、この作品が(まあまあ、きちんと完結しているという点も
含めて)ハッピーであることは間違いないし、いろんな人に、先入観
なく手にとってほしいと思うわけです。
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