似たもの同士


今日は「あ、これオレも持ってる」という話が多い1日だった。
特にWhitehouse Coxのブライドルレザー製品は、趣味が近い、というだけで
なんだか距離が縮まった気がする一品。
ファッションとは、コミュニケーションの一種なのだな、と実感した。


そう考えると広告においても、いかに読み手との共通項を模索するか、
という点の重要性が浮き彫りになってくる。
かのへネシー・ウィスキーの「根津くんが来る」という広告も、
桃井かおり根津甚八のタレント性が良かったのではなく、
二人がヘネシーという酒をはさんでむかいあう空気感が素晴らしいのだ。
恋人ではなく、親友としての異性を、グラスを傾けながらゆったりと待つ。
そのオトナ感に、僕たちのような「小僧」も酔いしれるのである。