『Rubber Soul』/The Beatles


1965年、ビートルズ6枚目のアルバム。
デビューからたった3年で、ここまで成熟してしまったのか、という驚きに包まれる作品。全体的に静謐な曲調のものが多く、何度聴いても、聴き飽きない。このアルバムに触発されたビーチ・ボーイズブライアン・ウィルソンは、多重録音による音響効果を使った大傑作『Pet Sounds』を制作。さらに『Pet Sounds』の影響を受けたビートルズは、『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』をリリースし、ロック音楽に大変革をもたらすことになる。


“Drive My Car”、“Norwegian Wood”、“Michelle”、“In My Life”など、名曲ぞろい。“Girl”の「息継ぎの音をコーラスにする」というアイデアも、面白い。ジョンの歌声も深みを増してきて、この頃が一番好きだ。


ラバー・ソウル

ラバー・ソウル