『Beggars Banquet』/The Rolling Stones


1968年リリースのローリング・ストーンズのアルバム。サイケ色の強かった『Their Satanic Majesties Request』とはうってかわり、彼らのルーツであるリズム・アンド・ブルースに立ち戻った作品。当初はトイレの落書きをジャケットデザインに使う予定だったが、デッカ・レコードの反対にあい、招待状を真似た単純なジャケットでリリースすることになった。現在は、もともとの意匠であるトイレの落書きバージョンが採用されている。ブライアン・ジョーンズの事実上、最後の参加作でもある。


このアルバム、最初はピンとこなかったのだけれど、何度か聴いているうちに“Sympathy for the Devil”、“No Expectations”、“Factory Girl”の格好良さがじんわりわかってきた。


雨の夜に、窓を開け放って聴きたいような、渋みのある1枚だと思う。


ベガーズ・バンケット

ベガーズ・バンケット