『カラマーゾフの兄弟(2)』/ドストエフスキー


正直にいって、100年以上前に書かれたとは思えない。
「自由」によって人々がばらばらになり、行過ぎた個人主義が孤独しか生み出さないと看破している点などは、鳥肌が立った。現代の深刻な問題は、すでにこの物語に内在しているし、それにどう立ち向かうのかを考えると、次巻が楽しみだ。


カラマーゾフの兄弟2 (光文社古典新訳文庫)

カラマーゾフの兄弟2 (光文社古典新訳文庫)