『カラマーゾフの兄弟(2)』/ドストエフスキー
正直にいって、100年以上前に書かれたとは思えない。
「自由」によって人々がばらばらになり、行過ぎた個人主義が孤独しか生み出さないと看破している点などは、鳥肌が立った。現代の深刻な問題は、すでにこの物語に内在しているし、それにどう立ち向かうのかを考えると、次巻が楽しみだ。
- 作者: ドストエフスキー,亀山郁夫
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2006/11/09
- メディア: 文庫
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