『ディパーテッド』/マーティン・スコセッシ監督


皆殺しのスコセッシ、といえばスコセッシ的。
突出した凄みはないのだけれど、良質な犯罪映画といえる。
人間の死を単なる「消費」に変えてしまう淡白さはこの人ならでは。
デ・パルマだと、もう少し情念が入る感じで、好き好きかな。


導入部分がかなり無理やりなのだけれど、
組織の都合って、確かにこういう強引さがあるかな、と思った。