『グッド・ウィル・ハンティング』/ガス・ヴァン・サント監督


マット・デイモンベン・アフレックが共同で脚本を書き、
ロビン・ウィリアムズがオスカー(助演男優賞)を獲得した作品。


主人公のウィル・ハンティング(マット・デイモン)は卓越した記憶の
持ち主で、数学の難問を易々と解いてしまう「天才」。
だが傷ついたり、捨てられることを怖れ、他人と心を通わせられないでいる。
彼に本当の人生をはじめさせるため、カウンセラーとして現れるのが
精神分析医のマクガイア(ロビン・ウィリアムズ)。
マクガイアはウィルに「自分の言葉の意味をわかっていない子供だ」と語り、
妻を失った心の傷をさらけ出しながら、カウンセリングを続けていく。


この映画は登場人物の対比が見事で、誰かが、誰かの鏡像関係となるような
存在となっている。貧乏人と金持ち、学会の敗残者と勝者、教養と無学、など。
それぞれにプラスとマイナスの面があり、彼らがお互いを知ることで、
「幸福の形は人間の数だけ存在する」という真理に到達する。
人生の岐路に立ったとき、観たい映画のひとつ。


グッド・ウィル・ハンティング パーフェクトコレクション [DVD]

グッド・ウィル・ハンティング パーフェクトコレクション [DVD]