『80対20の法則を覆す ロングテールの法則』/菅谷義博・著
「売上の80%は、顧客の20%が生み出す」
1900年代初頭、イタリアの経済学者ヴィルフレード・パレートが提唱した「80対20の法則」。その概念を覆すのが、2004年頃から米国で話題を呼んでいる「ロングテールの法則」である。
本書はこの「ロングテールの法則」を中心に、コミュニケーションコストが著しく低下したブロードバンド時代のマーケティングについて考察する。ただ、現在起きつつある(といわれる)パラダイムシフトについては、梅田望夫の『ウェブ進化論』の方が総括的でわかりやすい。むしろこの本は、マーケティングの初級本として読まれるべきものだろう。
それにしても、グーグルのコーポレートミッションというのは、すごいものだ。創業者が、いまだにバグチェックをしているというのだから。そして彼らは、「広告も情報」といいきっている。
- 作者: 菅谷義博
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2006/02/24
- メディア: 単行本
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- 作者: 梅田望夫
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2006/02/07
- メディア: 新書
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