『恋の門』/松尾スズキ監督


意外とまっとうな「モノづくり」映画。
主人公の二人が温泉宿で漫画を描くシーンは、創作の原点が垣間見える。モノづくりというのは、なにより楽しまなきゃな、という至極もっともな結論だけれども。


基本的には物語を追うというよりも、カメオ出演している役者(じゃない人もいるけど)を楽しむ映画だろう。キッズ・キッチンやメーテルのコスプレをする大竹しのぶ、とか。やたらと身体がきれる小島聖、とか。


あと、酒井若菜は上目づかいだけで食っていけそう。彼女は役がはまると破壊力満点なのだけれど、コスプレイヤーはいまいちかな。