『水に描かれた館』/佐々木丸美
<館>三部作の二作目。
とても密度の濃い小説で、天才少女小説家、という呼び声の理由がよくわかる。
超心理学や神秘学を絡めつつ、少女・涼子の痛々しい恋心を切実に描く筆の運びに脱帽。石垣女史の造形にも、なんだかほっとする優しさを感じた。
このような作家の小説が復刊されたことは、素直に嬉しい。
- 作者: 佐々木丸美
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2007/02/28
- メディア: 文庫
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<館>三部作の二作目。
とても密度の濃い小説で、天才少女小説家、という呼び声の理由がよくわかる。
超心理学や神秘学を絡めつつ、少女・涼子の痛々しい恋心を切実に描く筆の運びに脱帽。石垣女史の造形にも、なんだかほっとする優しさを感じた。
このような作家の小説が復刊されたことは、素直に嬉しい。