『レイダース 失われたアーク』/スティーブン・スピルバーグ監督


ジョージ・ルーカス原作、スティーブン・スピールバーグ監督という二大巨匠による傑作娯楽冒険活劇。『スター・ウォーズ』を監督したルーカスが興行的失敗を予感し、ハワイへ避難していたところへやってきたスピルバーグと意気投合。「007」シリーズのような作品を撮ろうと企画したのがこの作品。スピルバーグはルーカスから、コストマネジメントを学んだとされている。


久しぶりに全編を通して観かえしたが、思った以上に人が死ぬのでちょっと驚いた。「007」を意識してのことかもしれないが、とても考古学者とは思えない殺戮ぶりだ。相手がナチスならなんでもアリ、ということなのだろうか。もちろん、そんな理屈はどうでもいいくらい、よくできた冒険映画ではあるのだけれど。あと、音楽面では同じテーマ曲をうまく使っていて、印象深い。