2007-11-01から1ヶ月間の記事一覧

『ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ』/滝本竜彦

謎のチェーンソー男と戦う、セーラー服の美少女・雪崎絵理。そして彼女と出会い、平凡な高校生活から脱出する山本陽介。設定は少々奇抜だけれど、じつは正統派のボーイ・ミーツ・ガールなので、そういう小説だとして読めばいい。若いんで、完成度とかは、求…

『ラブソングができるまで』/マーク・ローレンス監督

ヒュー・グラントが元ポップスターのダメ男を、ドリュー・バリモアが可愛らしい作詞家の卵の役を演じている。全編がポップで、毒にも薬にもならない話なのだけれど、この軽さが妙に嬉しい。こういうパートナーがいたら理想的だな、なんてね。重い話には食傷…

ニュートラル

人様に迷惑をかけなければ、自分の欲求に素直でいいと思う。 混沌としているのは世の中で、自分自身の中の答えは、もう決まっているんだ。 後悔は、馬鹿らしいさ。そうじゃないか?

『Paranoid』/Black Sabbath

なんだか、「俺は怖いさ。お前だって怖いだろ?」といわれているような気がする。 “War Pigs”から30年以上経っても、戦争はなくなっていない。 Paranoidアーティスト: Black Sabbath出版社/メーカー: Sanctuary発売日: 2004/08/19メディア: CD購入: 1人 この…

『セント・オブ・ウーマン 〜夢の香り〜』/マーティン・ブレスト監督

なんだか安っぽいロマンスのような題名なのだけれど、中身は素晴らしくウェルメイドなビルドゥングス・ロマン。退役軍人を演じるアル・パチーノは、嫌味がなくオスカーも納得。「足が絡まっても踊り続ければいい」、と勇気の出る映画だな。地味なストーリー…

忘却

愚痴をいいたいけれど、相手がいない、ということはあって。 そういうときは、寝てしまうにかぎる。 ということがわかるっていうのも、大人になるってことなのかな。 酒瓶に友情を感じている場合では、ないな。

『Black Sabbath』/Black Sabbath

ジャケットと、タイトルと、オジーの叫び声。 そしてトミー・アイオミの歪んだようなギターの旋律。 大学時代、怪奇小説をむさぼるように読んでいたときに、このアルバムを聞いて、鳥肌が立った。理屈ぬきに、格好いいと思うんだけどな。 ハマー・プロの匂い…

それでも

先日、うちのボスと話していて、 「情けない話なんですけど、Hさんのアドバイスを受けて、あぁ、あれはこういうことだったんだなって気づくのは、半年後なんですよね」 と告白したら、 「半年後に気づくだけ偉いよ。一生、気づかないヤツもいるんだから」 と…