『氷と炎の歌3 剣嵐の大地(2)』/ジョージ・R・R・マーティン


1巻目に引き続き、陰謀劇が進行中。政略結婚によるジョフリーの統治体制を固めつつ、さらなる策謀をめぐらせるタイウィン・ラニスターの目的が、終盤近くで明らかになる。父親に比べれば、小鬼ティリオンもかたなしですね。サーセイもおとなしくなって、出番は激減。フレイ家は人数が多すぎて名前が覚えきれなくなってきた。もはや巻末の芳名緑が頼りだ。


一方、北の壁付近では野生人たちが跋扈しはじめるが、サムの奮闘する姿は涙モノ。がんばれ、殺し屋(スレイヤー)サム。こいつにだけは、死んでほしくないものだ。というわけで、3巻につづく。


剣嵐の大地〈2〉 (氷と炎の歌 3)

剣嵐の大地〈2〉 (氷と炎の歌 3)