『氷と炎の歌3 剣嵐の大地(2)』/ジョージ・R・R・マーティン
1巻目に引き続き、陰謀劇が進行中。政略結婚によるジョフリーの統治体制を固めつつ、さらなる策謀をめぐらせるタイウィン・ラニスターの目的が、終盤近くで明らかになる。父親に比べれば、小鬼ティリオンもかたなしですね。サーセイもおとなしくなって、出番は激減。フレイ家は人数が多すぎて名前が覚えきれなくなってきた。もはや巻末の芳名緑が頼りだ。
一方、北の壁付近では野生人たちが跋扈しはじめるが、サムの奮闘する姿は涙モノ。がんばれ、殺し屋(スレイヤー)サム。こいつにだけは、死んでほしくないものだ。というわけで、3巻につづく。
- 作者: ジョージ・R.R.マーティン,George R.R. Martin,岡部宏之
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2006/12
- メディア: 単行本
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