2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

『モンキー・ビジネス』/ハワード・ホークス監督

1952年公開のコメディ映画。 主演はケイリー・グラント、ジンジャー・ロジャース。 社長秘書の役で、マリリン・モンローも出演している。 チンパンジーの悪戯によって、完成してしまった体力や気力が若返る薬。その薬を飲んだ化学者のバーナビーとその妻は、…

『キミがこの本を買ったワケ』/指南役

本当は梅田にシャツを買いに出かけようとしていたのだが、引越しのために雑誌を処分していたら、めんどくさくなってしまった。で、ソファに陣取り、午後イチからダラダラと読みはじめたのが本書。 ホイチョイプロダクションズのブレーンをつとめる指南役によ…

『警官の血』/佐々木譲

僕の周囲にも親子で警察官、という知人は何人かいて、そういうものなのかと思っていた。だから「血脈」という観点で警察小説を書くというのは、とても自然なことに感じる。こういう大河小説を書かせたら、佐々木譲はうまい。 この小説にはずるずると引き込ま…

『金魚屋古書店(6)』/芳崎せいむ

この人の漫画を読むと、なんだかじんとくる。 なぜかな、と思っていたら、 「決意」の描き方がうまいんだと気づいた。 そうか、僕は決意のあるものに弱いんだな。 ところで『魁!!男塾』の回は、 端正な本格ミステリでもあるなあ。 金魚屋古書店 6 (IKKI COMI…

『出張ホスト』/一條和樹

実家のある水戸から、大阪へカムバック。 5時間弱、電車に乗りっぱなしなのが、ちょっとしんどい。 どうしても、飽きちゃうんだよなぁ。 最近は、一人で昼間からビールを飲まないようにしてるし。 というわけで、実録モノでも読もうと手に取ったのが本書。 …

『シェーン』/ジョージ・スティーヴンス監督

「シェーン、カムバック!」で有名な、『シェーン』である。 20年ぶりくらいに観たのだけれど、やっぱりいい映画だな。 「自分にはこの生き方しかできない」と語り、町を去るシェーンの生き様は、 「あー、どこでも行きますよ」という僕の生活信条と近いとか…

むかしばなし

高校時代の先輩と新年会をすることになり、赤塚のかしわ鮨へ。 刺身とか、てんぷらとか、寿司をさんざん食べて、 大吟醸などをくいくい飲んで、一人1万円くらい。 あんまり散財した気にならないのが、大人ですかね。 正月に寿司っていうのもなんだけれど、と…

『また会う日まで』/ジョン・アーヴィング

子供の頃の記憶というのは不確かなもので、大人になってから「ああ、あれってこういうことだったのか」と真実を知ることも多い。僕にとっては「南町のおばさん」がそれで、どういう親類関係なのか知らなかったのだけれど、お正月に「曽祖父の後妻」だったこ…